やわたはま地方創生ちゃんねる

マーマレード部長の徒然日記

ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会

 

2019年5月12日~19日、八幡浜市において、日本初となる「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会」を開催します。今日は、この大会について紹介したいと思います。

 

【イギリス大会の誕生】

「ダルメイン」とはイギリスの湖水地方・ペンリス市にある地域の名称です。この大会は、ダルメインにて2006年から開催されている、マーマレードの品質を競うコンテストで、初年度には約20瓶しかなかった出品が、今では世界40か国から3000を超えるほどの大きな大会になりました。

イギリス人にとってマーマレードは朝食に欠かせない一品ですが、家庭ごとに一子相伝の味付けがあるそうで、日本人にとっての漬物のようなものだとも言われます。主催者のジェーン・ヘーゼル・マコッシュ氏の「各家庭に伝わるマーマレード一つ一つに光を当てたい」との願いを嚆矢として、この大会が誕生しました。

 

【日本大会の経緯】

イギリス大会が順調に成長を遂げる中で、日本でも少しずつこの大会が浸透していき、日本のジャム・マーマレード生産者による出品が増えました。イギリスではマーマレードの材料となる柑橘は育たないため、イタリアやスペインなどから輸入したセヴィルオレンジという柑橘を用いて調理するのが基本です。

翻って日本では、全国で様々な種類の柑橘が育つため、マーマレードのバリエーションも豊富、しかも味付けが繊細で上品だということで、日本人の金賞受賞者が増えていきます。これに気付いたイギリスの主催者側が、既に3年前から開催しているオーストラリアに続き、日本でもこの大会を開催してはどうかという思いを持つに至ったようです。その話を聞きつけた当市の金賞受賞者が、市役所に誘致活動をしてはどうかとお話に来られ、行政として正式に招致の意向を主催者に伝えました。その後、駐英日本大使館をはじめとする多くのサポートもあり、正式に八幡浜市での開催が認められました。

 

【大会の概要】

職人(プロ)の部とホームメイド(アマチュア)の部に分かれて、事前に出品を受け付け、審査により金・銀・銅賞を決定し、イベント当日に表彰式を実施します。一般向けに販売をしている方は職人の部、それ以外の方はホームメイドの部への出品となります。

審査員は、イギリス大会の審査員と日本人審査員の混合で計10名程度を予定しています。第一回目の日本大会ですから、審査員編成は大変重要であると考えております(正式発表をお待ちいただきたいと思います)。

この大会はチャリティーイベントです。出品料を頂きますが、ホームメイドの部の出品料はイギリス大会同様、全額慈善事業に寄附させていただきます。今年は豪雨災害もあり、被災地への寄附を検討しています。八幡浜市では幸い人的被害はなかったものの、土砂崩れによる家屋全壊や農地崩壊など現時点で32億円を超える被害が発生しました。このマーマレード大会は、八幡浜市だけでなく、被災した全ての方にとっての復旧・復興のためのイベントでもあるのです。

当日は、マーマレードなどの料理関連イベントなどはもちろんのこと、日英文化体験や、柑橘について深く知っていただく着地型観光メニューなども用意し、日本や世界からの観光客に、柑橘やマーマレードについて知っていただき、八幡浜ブランドを広めるきっかけにしていきたいと思います。

 

【今後について】

10月13日(土)には阪急うめだにおいて、ミニ・マーマレードコンテストを実施します。またマーマレードの出品は2月から開始する予定です。詳しくは、こちらの公式HPにて随時掲載していきますので、チェックをお願いします。また、運営資金調達のため、こちらにおいて、ふるさと納税クラウドファンディングも実施しておりますので、趣旨にご賛同いただける方のご協力をお願いし申し上げます。

プロアマ問わず、多くの皆様からの出品をお待ちしております。また、来年の5月18~19日には、是非愛媛県八幡浜市まで遊びに来ていただけますと幸いです。

 

★ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会クラウドファンディングふるさと納税についてご協力お願いします★  https://www.furusato-tax.jp/gcf/349